「子どもに現金渡そうと思ったら手持ちがない!」
キャッシュレス化で現金をあつかう機会が減ってます。
でも子どもにお金渡すときって現金ですよね。
おこづかい、交通費、おつかいを頼むとき、etc。
でもそういう時に限って手持ちがなかったり。

親はキャッシュレス化。子どもは現金。これじゃ家計まるごとキャッシュレスとはいえない。。。
そこで今回は「子供のおこづかいキャッシュレス化」のために「親子でLINE Pay」を提案します。
親子間で簡単に送金できて、子供は自分で自分のSuicaにチャージ可能。
現金が必要ならばセブンATMで引き出すこともできる、と。
子供のサイフまわりを含めてキャッシュレス化したい「キャッシュレス推進家」には受け入れられるアイデアだと思います。
ぜひ最後まで読んで検討してみてください。
LINE Payとは?
まずは「LINE Pay」についてザッと説明しますね。
「LINE Pay」とは、LINE Pay(株)が運営するキャッシュレス決済サービスです。
分類は「コード決済(QR決済)」になります。
レジでQRコードやバーコードをピッとして決済するアレです。
規模感でいうと、PayPayや楽天Payと並ぶ国内でも主要なコード決済サービスの1つといえると思います。
特徴は「LINE」アプリに最初から機能が含まれているので、すぐに始められることですね。ここ、けっこう重要です。
あとは多機能であることも特徴の1つですね。
今回のテーマである送金機能やLINE Payカード発行、あとは割り勘機能だったり。
還元率も良好です。送金等を利用しなくてもおすすめできるコード決済サービスですね。
今後は親会社の経営統合によって、PayPayを運営するソフトバンクグループに入ることも発表されています。(2020年10月頃予定)
今後PayPayが絡んだ大きなキャンペーンが打ち出されるかも?
次にLINE Payの送金について説明します。
これは文字通り、自分の残高を相手の残高に送る機能です。
アプリを開いてわずか数タップ。
簡単に相手に残高を送ることができます。(送金方法の詳細は後述します)
反対に、送金の依頼もできます。
かわいい画像と一緒にメッセージで依頼できるので、直接言葉でいうよりコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。
しかも送金は1円単位。
おつかいを頼んだときなんかは、レシートの額をキッチリ送金できますから便利です。

キッチリ渡せるから家計簿もつけやすい!
子供のお小遣いキャッシュレス化の手順
ここからは具体的にLINE Payでする「子供のお小遣いキャッシュレス化」の手順を見ていきましょう。
1.まずは親子それぞれ「LINE Pay」の利用登録をします。
前提として、基本的にLINE Payは未成年でも利用できます。(保護者の同意が必要とされてますが、同意書等は不要)
①LINEアプリを開く。
②〈ウォレット〉をタップ。
③〈LINE Payをはじめる〉をタップ。
④〈はじめる〉をタップ。
⑤利用規約に同意し〈新規登録〉をタップ。
2.親子それぞれ「本人確認」をします。
本人確認には「銀行口座の登録・身分証のアップロード・ハガキで申請」と3つの方法があります。
このなかでおすすめなのは「銀行口座の登録」と「身分証のアップロード」です。
必要な物が手元にあればその場ですぐに確認の申請ができるからです。
①LINEアプリを開く
②〈ウォレット〉をタップ。
③〈銀行口座〉をタップ。
④銀行一覧が表示されるので登録する銀行をタップ。
⑤規約に同意する。
⑥LINEパスワードが未設定なら設定を求められるので設定する。(6文字の数字)
ここまでがどの銀行でも共通の流れです。
あとは各銀行の指示に従って本人確認の手続きを進めてください。
LINE Payに対応する銀行の一覧は下のボックスをタップすると見れます。(キャッシュレスPAY様から引用)
2020年1月時点の情報
あ行
- 愛知銀行
- 青森銀行
- 秋田銀行
- 足利銀行
- 阿波銀行
- イオン銀行
- 池田泉州銀行
- 伊予銀行
- 岩手銀行
- SBJ銀行
- 愛媛銀行
- 大分銀行
- 大垣共立銀行
- 沖縄銀行
か行
- 香川銀行
- 北九州銀行
- 北日本銀行
- 紀陽銀行
- 京都銀行
- きらやか銀行
- 熊本銀行
- 群馬銀行
- 京葉銀行
- 高知銀行
さ行
- 埼玉りそな銀行
- 佐賀銀行
- 山陰合同銀行
- 滋賀銀行
- 四国銀行
- 静岡銀行
- 静岡中央銀行
- 七十七銀行
- 清水銀行
- 荘内銀行
- 親和銀行
- じぶん銀行
- ジャパンネット銀行
- 十六銀行
- 常陽銀行
- スルガ銀行
- 仙台銀行
た行
- 大光銀行
- 但馬銀行
- 第三銀行
- 第四銀行
- 大東銀行
- 筑邦銀行
- 千葉銀行
- 千葉興業銀行
- 中京銀行
- 筑波銀行
- 東邦銀行
- 東北銀行
- 東和銀行
- 徳島大正銀行
- 栃木銀行
- 鳥取銀行
- トマト銀行
- 富山銀行
な行
- 長野銀行
- 西日本シティ銀行
は行
- 八十二銀行
- 肥後銀行
- 百五銀行
- 百十四銀行
- 広島銀行
- 福井銀行
- 福岡銀行
- 福島銀行
- 北越銀行
- 北都銀行
- 北洋銀行
- 北陸銀行
- 北海道銀行
ま行
- 三重銀行
- みずほ銀行
- みちのく銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- 武蔵野銀行
- もみじ銀行
や行
- 山形銀行
- 山口銀行
- 山梨中央銀行
- ゆうちょ銀行
- 横浜銀行
ら行
- 楽天銀行
- りそな銀行
- 琉球銀行
引用元:キャッシュレスPAY 様
お子さんが未成年者の場合、銀行口座を持っていない場合もあるかと思います。
その場合は「身分証のアップロード」をまずは検討しましょう。
ただし「身分証のアップロード」は顔写真つきの身分証明証が必要です。(学生証は公的な書類ではないので使えません)
現実的にはパスポートかマイナンバーカード、免許証の3択になるとおもいます。
このどれかがあれば、その場で本人確認の申請できます。(OKが出るまでに数日かかることもあるらしい)
①LINEアプリを開く。
②〈ウォレット〉をタップ。
③〈送金〉をタップ。
④〈確認〉をタップ。
⑤〈スマホでかんたん本人確認〉をタップ。
あとは指示に従って手続きを済ませてください。
「身分証のアップロード」もできない時は諦めて口座を作るか、ハガキで申請をしましょう。
ハガキで申請は上の「身分証のアップロード」手順の④までは同じでそのあと〈郵送で本人確認〉をタップし、指示に従って手続きしてください。
3.親子でそれぞれ本人確認まで終わったら、子どもが「LINE Payカード」を作ります。
LINE Payカードはクレジットカードではなくプリペイドカードです。
審査もなく発行に費用もかかりません。
LINE Payカードでできることは後でまとめるので、先にLINE Payカードの作り方を説明しておきます。
※LINE Payカードはアプリ内で操作する「バーチャルカード」と実際にモノが送られてくる「プラスチックカード」2種類あります。
この2つの機能の差を図にすると以下になります。
バーチャルカード | プラスチックカード | |
---|---|---|
Suicaチャージ | ◯ | ◯ |
セブンATM引き出し | ◯ (ただしワンタイムパスワードを発行してATMに入力する等手間がある) | ◯ |
オンラインのJCB加盟店で買い物 | ◯ | ◯ |
オフラインのJCB加盟店で買い物 | × | ◯ |

バーチャルカードは即座に発行可能。
プラスチックカードは申請から到着まで1〜2週間はかかるよ。
Suicaにチャージできればいいならバーチャルの方がいいかもしれませんね。
ということでここではバーチャルカードの作り方を説明します。
①LINEアプリの〈ウォレット〉からLINE Pay画面を開く。
②〈LINE Payカード〉をタップ。
③〈バーチャルカードを発行〉をタップ。
④パスコードを入力してロックを解除する。
⑤発行完了。
完了後、上の②までの手順を踏めば番号等を見れます。(下の画像)

4.親から子どもに送金する。
親子両方が本人確認できたら送金してみましょう。
送金の流れは以下です。
①LINEアプリを起動し〈ウォレット〉をタップ。
②〈送金〉をタップ。
③送金相手を選択。
④送金額を入力。
⑤メッセージを入力。(送金相手とのトーク画面に表示されます)
⑥送金が完了されるので〈確認〉をタップ。
※相手も本人確認していないと送金できません。
友人などに送金するときは注意してください。

送金した記録がトークに残るから便利。
あれ、渡したっけ?となっても安心。
親子LINE Pay環境でできることまとめ
ここで親子LINE Pay環境でできることをまとめておきましょう。
- 親子双方向で送金。
- 送金の記録がトークに残せる。
- 子どもが自分で自分のLINE PayカードからSuicaにチャージ。
- 子ども1人でセブンATMから引き出し。(手数料216円かかります)
- 子ども1人でJCB加盟店で買い物。(バーチャルカードはオンラインでの買い物のみ)
どうでしょうか?
個人的にはなかなか有能だと感じます。
クレジットカードじゃないから親が送金をコントロールして使いすぎを防止できるのがポイント。
でも、Suicaチャージ、現金引き出し、JCBで買い物を子ども1人でやらせることができる。このバランスですね。
LINE Payで「親子でポイ活」ってのもいい試みです。
銀行振込の代わりに仕送りっぽく使うのもアリですね。
夜とか緊急時でも遠く離れた子どもにサッと送金できる。
切り札っぽくてなかなかいい感じです。
「ほほう」と思ったあなたぜひトライしてみてください。
新しくて便利な親子の関係が築けるかもしれませんよ。
以上、ここまで読んでいただき感謝です。