LINEスコアの始め方、イマイチよくわからないですよね。
馴染みのないサービスはいざ始めてみようと思っても、わからないことが多いものです。
そこで今回は、LINEスコアの始め方や、初心者向けの情報を1から勉強したのでシェアしたいと思います。
- LINEスコアとはなにか
- LINEスコアの始め方
- LINEスコアの上げ方やスコアの平均値
- LINEスコアでウソをつくとバレるか?
などを解説していきますよ。
利用を開始する前にLINEスコアの始め方を頭に入れておけば、きっと失敗することなく、サービスを使いこなせるはず。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それではいってみましょう!
LINEスコアとは?
LINEスコアとは、2019年6月にスタートした信用スコアリングサービスの1つです。
信用スコアリングサービス(以下、信用スコア)とは、自分の信用度を数値化して企業に提供することで、嗜好にマッチしたサービスを得ることができるサービスです。
図を交えて説明しますね。

ユーザーはまず、信用スコア運営企業に自分の信用度を数値化して算出してもらいます。
信用スコア運営企業とは、信用スコアサービスを運営するLINEやYahoo!のことですね。
LINEやYahoo!はユーザーの承諾をもとに、パートナー企業へユーザーの情報、つまりスコアを提供します。
パートナー企業は預かったユーザーのスコアを自社のサービス改善などに活かすことができます。
その謝礼として、パートナー企業はユーザーにその嗜好にあったサービスや特典を振る舞うわけですね。
流れをまとめると、
- 個人がパーソナルな情報を信用スコア運営側に提示する。
- それが信用度として数値化される。
- 数値化されたデータが提携企業に送られる。
- 提携企業から個人が自分にマッチしたサービスや特典を受けとる。
となります。
信用スコアは2020年以降急速に普及するといわれていて、LINEスコア、Yahoo!スコアのほかにもドコモが手がけるドコモスコアリングやJ.Scoreなどがあります。
LINEスコアの特徴
次にLINEスコアの特徴を見ていきましょう。
どんな特徴的なサービスがあるのでしょうか?
LINEポケットマネーは、一言でいうと個人向けのローンサービスです。
LINEスコアを登録すると、スコアに応じた額のLINE Pay残高をLINEから無担保・無保証で借入れることができます。(LINE Payに借入額をチャージしてもらえます)
が、一般的なカードローンのように申込時の審査はありますよ。
でも、LINEポケットマネーの審査は、LINEスコアやAIの判断も審査基準に含まれるという特徴があるんです。
そのため、今まで数字だけで判断されてローンに落ちていた人でも、より平等に審査してもらえるんですね。
返済がLINE Payからリアルタイムで可能というのも、大きなメリットです。
このおかげで、借入から返済完了までアプリ1つで完結させることができるんですよ。
実際、これはかなり便利だと思います。なかなかの発明だと思います。
現状ではこれがLINEスコアの一番の目玉といえるのではないでしょうか。
LINEスコア登録者は、数値次第でLINE Payのマイカラーがランクアップするのも大きな特徴です。
これはLINE Payユーザーには朗報ですね。
通常LINE Payは利用金額でカラーが決まりますが、LINEスコアが一定以上なら、無条件でカラーがランクアップされます。(下の表参照)
LINE Payの マイカラー | スコア | LINE Pay 支払い時還元率 |
---|---|---|
グリーン | 726〜1000 | 2% |
ブルー | 626〜725 | 1% |
残念ながら、スコアが625以下はランクアップ適用外です。
本来、グリーンになるには先月の利用額が10万円以上、ブルーになるには5万円以上必要です。
他社のキャッシュレス決済と併用しているからそこまで利用しないけど、高い還元率が羨ましいなーと思っていた人はぜひスコアを登録してみてください。
LINEスコアは、以上の主要メリットのほかにも各種クーポンや、LINE Pay残高1000円ゲットなどのオトクなキャンペーンがあります。
LINEアプリを開いて、ウォレットからLINEスコアを開けばトップ画面にそのとき開催しているキャンペーンを見ることができますよ。
今後、普及にともなったキャンペーンが随時行われることが予想されます。
注目しておいて損はないと思いますよ。
信用スコアサービスはまだまだ始まってから日が浅く、心理的な抵抗を持つ人も多いです。
でも、LINEスコアはLINEという身近なツールが母体のサービス。
LINEスコア側からの各種通知もメッセージ機能を使って行われたりと、心理的なハードルはかなり下がると思います。
LINE、というだけでじゃあやってみようかな、と思う人も一定数はいるでしょう。
このとっつきやすさは、ほかにはないLINEスコアの特徴だといえます。
LINEスコアのメリット
特徴のつぎはLINEスコアのメリットを見ていきましょう。
ユーザーはLINEスコアを利用することで、どんな恩恵をもたらされるのでしょうか?
まず、生活のあらゆる面で便利になることが、大きなメリットです。
インターネットの発展であらゆることが便利になりましたが、まだまだ発展しきっていない分野もあります。
それが融資など、信用を必要とするサービスです。
LINEスコアを登録するということは、信用を登録するということ。
今まで信用を証明するのに手間がかかっていたことが、LINEスコアを登録していることで、新たに証明する必要がなくなるわけですね。
このおかげで、面倒くさい書類から開放されたり、厳しい審査が緩和されたりします。
LINEスコアと連携するパートナー企業が増えるほど、生活は便利になっていくといえますね。
LINEスコアに登録すると、おトクな特典やサービスが受けられるというメリットもあります。
今後、信用スコア事業が日本で浸透していくことが予想されます。
すると、各場面で信用スコアのユーザーだけに特典やサービスが付与される、というシーンが目立ってくると思われます。
LINEスコアも、プロモーションとしてLINEスコア登録者にLINEPayでポイント還元したり、色々とキャンペーンを打ち出しています。
信用スコア事業者と連携するパートナー企業が増えれば増えるほど、この傾向は顕著になっていくでしょう。
LINEスコアには、フリーランスや専業主婦の社会的信頼を証明する新しいバロメーターになるという側面があります。
実際、フリーランスでしっかりした収入があっても住宅ローンに通らないとかよく聞きますよね。
クレジットカードは退職前に作っておけ、ともよくいわれます。
でも、LINEスコアをはじめとした信用スコアが社会的に定着すれば、フリーランスや主婦の信頼を数値化して、証明してくれる存在になるでしょう。
現に、こういうところまで見据えて信用スコアの制度は動きだしているようですし、個人的にはこれにはかなり期待しています。
LINEスコアのデメリット
LINEスコアのデメリットについても考えてみました。
LINEスコアを登録することで、なにか私達が不利益を被ることがあるのでしょうか?
まず、信用スコア全体の問題として、個人情報の漏洩の心配があることは避けて通れない問題です。
個人的には、個人情報がLINE側やその提携企業に悪用されることはほぼないと思っています。
でも、漏洩に関しては絶対ないとはいいきれないところですよね。
大企業もたまにやらかしているのを見ているので。。。
ただ、クレカを持ったり金融的なサービスを利用するときは個人情報を提供するのが当然のことです。
そこをいいだしたらキリがないし、割り切ったほうが精神衛生上は良いのかなと感じます。
自分の知らないところで、自分を判断され、数値をつけられることは、多くの人が大なり小なり気持ち悪いと感じるのではないでしょうか?
便利さと引き換えに、そういう気持ち悪さを心のどこかで感じることも、デメリットの1つといえます。
LINEスコアは自分の信用を数値化し、企業にその判断を任せることでもあります。
そのため、数字だけで納得の行かない形で判断されたり、企業に恣意的に利用される可能性もないとはいいきれません。
現に信用スコアが先に普及している中国では個人の裁判記録や犯罪歴もスコア算出の基準にされ、鉄道チケットや航空券の購入が制限されたりもしています。
日本ではさすがにここまでされることはないでしょうが、同じような図式の事案が起こらないともいえません。
LINEスコアの始め方
それではLINEスコアを始めてみましょう。



- 生年月日
- 性別
- 既婚か未婚か
- 子どもがいるか(扶養している人のみ)
- 住んでいる住居のタイプ(戸建て・マンション・社宅・アパートetc)
- 住居の所有状況(自己所有・家族所有・賃貸・その他)
- 現在の住居にいつから住んでいるか
- 同居の家族の人数
- 現在の勤務体系(会社員・経営者・公務員・派遣・アルバイト・無職etc)
- その業種(製造・IT・サービス・飲食etc)
- 勤め先の企業規模(従業員が5人未満・5人以上・10人以上・30人以上etc)
- 昨年のおおよその年収
- 保険証種別
※すべて選択式なので入力の手間はほとんどないです。

算出までに難しい点は特になかったです。
質問に答え終わったらすぐにスコアは出されました。
ちなみにぼくのスコアは562でした。
自分の信用度を数値にされるのってヘンな感じ。。。
LINEスコア公式は平均の数値を公表していないです。
ただ、いろいろとウェブ上の情報を見た感じ、600前後が平均といわれています。
現在、ぼくは派遣で1日5時間ほど働きながら主夫業とブログ運営をしています。(もうすぐ派遣の仕事は辞める予定ですが)
結婚して子どももいますが、住まいは賃貸です。
そんな人間が平均に近い562という数値を出せるのですから、やっぱりフリーランスや主婦&主夫でも比較的信用度を担保してくれるサービスなのかな、と感じます。
今後、信用スコアの数値でいろいろと判断する社会になってくれば、フリーランスや主婦・主夫の息苦しさも緩和されていくかもしれませんね。
LINEスコアに嘘をつくとバレるのか?
LINEスコアは自己申告で15の質問に答えていくことで算出されますよね。
つまり、答える段階でウソをついても、それを確かめられる方法はないようにも思えます。
結論をいえば、現時点ではLINEスコア算出時にウソをついてもバレるとは言いきれません。
いろいろと調べた結果、15の質問に対する答えが正しいのかは、やはり現時点では確認されないようです。
ただし、スコアの計測にAIが利用されているのを忘れてはいけません。
最近のAIの精度は本当に高いですから、不自然な箇所があればすぐにスコアに反映されるでしょう。
わかりやすくスコアを上げるためにウソをつくと、スコアが低くなるようにプログラムされている可能性はおおいにあります。(中国のスコアリングサービスはそういうシステムらしいです)
それに今後新しいシステムが組みこまれて、過去の嘘でもバレたら遡ってペナルティを課せられて、スコアが落ちる可能性もありますよね。
どちらにしろ、LINEポケットマネーでお金を借りるときは別に審査があります。
スコアと審査内容がかけ離れていたら、それだけで怪しいと判断され、通る審査も通らなくなることも考えられます。
LINEスコアを利用するときは嘘をつかないようにしましょう。
LINEスコアの上げ方
ここではウェブ上で調査したLINEスコアの上げ方をまとめています。
利用する以上、低いより高いほうがいいですからね。
- LINEが用意するMissionをクリアする。
- 最初に回答した質問の答えを変更する。
- 今後LINE側に新しい質問やアンケートをされたら回答する。
一番即効性があるのがMissionのクリアだと思います。
今のところ、ミッションは下の2つです。
- LINE Payによる「かんたん本人確認」を行う。
- LINE家計簿に継続的に入力する。


これだけすれば40点はすぐに上がりますね。
あとは最初に答えた15の質問の回答を変更することでしょうか。
これはLINEスコアのプロフィールを変更すれば可能です。
LINEスコアページの左上の三本線をタップ→「プロフィール」をタップでいつでも変更できます。(変更の反映はすぐには行われず、毎月定期的なタイミングに行われるようです)


もちろん、変更後の回答と現実が乖離するのはアウト。
それから、これは信用スコアサービス全般にいえることですが、スコアの算出は多くの情報があればあるほど正確に行うことができます。
基本的には情報がないよりはあった方がスコアは高くなると考えていいと思います。
算出に必要な情報がないのに高いスコアをはじきだすことはありえないですよね。不明というのはある意味一番信用できないわけですから。
なので、できる限り新たな質問やアンケートに答えていくとスコアは上がっていくと思います。
主婦・主夫は気軽に転職したり年収を上げるのが難しい面がありますよね。
だから、まずはミッションをクリアすることでスコアを上げるのがおすすめです。
まとめ。
LINEスコアがどういうサービスなのか伝わりましたか?
最後にこの記事の要点をまとめておきますね。
- LINEスコアは最近日本でも注目されはじめた「信用スコア」の1つ。
- 利用する主要なメリットは3つ。
LINEの個人向けローンサービスが利用可能になる、その他LINE関連サービスの利便性向上、フリーランスや主婦・主夫の信用性を担保する新しい基準になる。 - デメリットはLINE PayをはじめとしたLINEのサービスを利用しないとメリットを受けにくいことと、個人情報漏洩の不安。
- LINEスコアを上げる方法は3つ。
ミッションのクリア、15の質問に対する回答の変更、新たな質問やアンケートがあれば答える。
今後、信用スコアの制度は日本でもますます普及すると予想されています。
LINEは国内トップクラスに利用者が多いサービスですから、そのLINEが手がけるLINEスコアがトップシェアになる可能性はおおいにあると思いますよ。
今のうちから知識を身につけて賢いLINEスコアライフを送りましょう。
以上、ここまで読んでいただき感謝です。